土性 沙羅
Dosho Sara
リオデジャネイロオリンピック
女子レスリング 69キロ級 金メダリスト
女子レスリング 69キロ級 金メダリスト

土性 沙羅
Dosho Sara
1994年10月17日生まれ、三重県松阪市出身の元女子レスリング68キロ級日本代表。レスリングで国体出場経験のある父が、かつて吉田栄勝氏(吉田沙保里さんの父)に指導を受けていた縁があり、小学2年時に栄勝氏が主宰するレスリング教室を訪れたことがきっかけで、レスリングをはじめた。
小学4年で出場した全国少年少女選手権で初優勝し、以来3連覇を達成した。中学生になると全国中学生選手権で2年時に52キロ級、3年時に64キロ級を制覇し2連覇するなど、無類の強さを示した。高校はレスリングの名門として知られる至学館高校に進学し、全国高校女子選手権で3連覇と輝かしい成績を残した。
高校卒業後は至学館大学へ進み、2013年に世界選手権の日本代表に初めて選ばれた。2013年〜2015年の世界選手権では3大会連続でメダルを獲得。2016年のリオデジャネイロオリンピック女子レスリング69キロ級で、重量級では初となる悲願の金メダルに輝き、日本女子レスリング界に新たな歴史を刻んだ。
2017年にはオリンピック以来の国際大会となるアジア選手権で3度目の優勝をし、同年の世界選手権では初優勝を飾った。2018年の全日本選手権で8連覇を達成。2020年東京オリンピック68キロ級では惜しくもメダルには届かなかったが、2大会連続のオリンピック出場となった。
2023年3月に現役を引退。その後は故郷の松阪市役所に勤務し、松阪市のPRとスポーツ振興に尽力した。2025年3月末に松阪市役所を退職した後は、「松阪市ブランド大使」として地元の魅力発信に務め、同年春からは母校・至学館大学レスリング部コーチに就任し、次世代の選手育成に尽力している。
戦績・受賞歴
- 2004〜2006年
- 全国少年少女選手権 3連覇
- 2008〜2009年
- 全国中学生選手権 2連覇
- 2010〜2012年
- 全国高校女子選手権 3連覇
- 2011〜2018年
- 全日本選手権 8連覇
- 2013年
- 世界選手権 3位
- 2014年
- アジア選手権 優勝
- 2014年
- 世界選手権 2位
- 2015年
- 世界選手権 3位
- 2016年
- リオデジャネイロオリンピック 金メダル
- 2017年
- アジア選手権 優勝
- 2017年
- 世界選手権 優勝
- 2019年
- アジア選手権 優勝
- 2021年
- 東京オリンピック 5位